後悔

余計な自慢話はしないに限る。
去年偶然に昔仕事で知り合った人に再会した。
その人と知り合った当時、発売されたばかりの8bitワンボードマイコンにすっかりはまってしまい
最新情報ほしさに、秋葉原の専門ショップにお勤めしていたのです。
アメリカでAPLEⅡが爆発的に売れ、日本ではNECがPC8001を発表してパソコン時代の幕開けといった頃でした。
当時からお仕着せが嫌いだったもので、自作カスタムの道を邁進してました。
当時自作派が一番採用していたのはS-100bus(IEEE-696)と呼ばれる規格でした。
今とちがいCPU基盤から自分でエッチングした物を使って『動いたぞ!』と仲間に見せびらかして遊んでいられた時代でした。
その当時私がアッセンブルしたマシンを購入した不幸(?)な客の一人であるM教授
仕事の建築デザインの資料をフロッピーに保存していたのです。
時代の移り変わりとともにとっておいたそのフロッピーのDETAを更新してやるのを忘れてしまったらしいんです。
フロッピー位と思うでしょうが、それが8インチFDなのです。
しかもあまり知られて無い規格の両面倍密度のCP/Mディスク。
それが数百枚あってその中から10枚くらいのDetaをレスキュウしてくれと・・・

この前あったとき飲んだ勢いで、まだ実家に昔の完動機がまだあるっていっちゃたんです。  嘘じゃないんですが、電源差し込んですぐ動くとは思えません。
大体基盤は全部はずしてあるし、どこに何があるかなんて覚えていない。
素直に無理ですといっても聞いてくれるような人ではないし。
本当に参りました。
口は災いの元