イタリアの名ソプラノ、レナータ・テバルディ死去、82歳

天使の声、天国に帰る

トスカニーニから天使の声と賞賛された美声の持ち主。

【ローマ19日】第2次大戦後の最も偉大なオペラ・プリマドンナの1人と見なされ、マリア・カラスのライバルだったイタリアのソプラノ歌手レナータ・テバルディさん(写真=1974年撮影)がサンマリノの自宅で死去した。82歳だった。しばらく前から病気をしていた。主治医によると、18日夜から19日朝にかけて死去した。美貌と澄んだ声、エレガントな舞台演技で世界のオペラ・ファンを虜にした。

 1922年にイタリア中部のペサロに生まれ、3歳で小児麻痺になり体力の必要な活動ができなかったため音楽の道に進み、パルマ音楽院で学んだ。22歳でオペラ歌手としてデビュー、1946年、大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニに見いだされ、戦後再開されたミラノ・スカラ座の第1回公演に出演、国際的に注目された。その後、米国でアイーダやデズデモーナ役でデビューし、オペラ界に不動の地位を築いた。「ボエーム」のミミ、「マダム・バタフライ」の蝶々さん、「トスカ」のタイトルロール、「トラビアータ」のビオレッタ役などを得意とした。

 カラスとのライバル争いは伝説になっているほどだが、本人同士よりもテバルディ派とカラス派のファンたちの間の対立だったと見られている。

[2004/12/20-10:19]
(AFP=時事)
http://juicystyle.ocn.ne.jp/news/20041220101909-041219200854.dv5awl1p.html より全文転載
参:)http://www.festivalditorrechiara.it/ENGtebaldi.htm
   最近の様子が写真と共に・・・・
イタリア報道:http://www.rainews24.rai.it/Notizia.asp?NewsID=50966

Renata Tebaldi: The Voice of an Angel (Great Voices)

Renata Tebaldi: The Voice of an Angel (Great Voices)


1961年に来日したときのサイン