納得できない・・牛乳廃棄

あんただれ?

生乳が生産過剰となっている問題で、ホクレンは十八日、苫小牧市内の産業廃棄物処分場で、余剰生乳の処分を始めた。
・・・略・・・
処分場では生乳に微生物を入れて約一日かけて分解し、固形物は分離して肥料原料として販売する。初日の処分量は三十四トンで、ホクレンは三月末までに、道内三カ所の処分場で計一千トンを廃棄する予定。

 生乳は昨年九月から生産過剰となり、生産者らが緊急の減産対策を実施していた。ホクレンも道外の乳業工場に移出したり、生乳の保管場所確保のためにチーズの副産物のホエー(乳清)を廃棄するなどしていた。しかし、三月に入って道内の工場の処理能力を超える生産量があったうえ、道外の生乳の生産量が増え、移出先が確保できなくなり、余剰が発生した。
参照記事:http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060318&j=0044&k=200603182571

何が納得行かないかというと今年始め頃からの相次いでの大手メーカーのチーズ値上げ、小売店での牛乳の店頭価格の上昇があるからである。
値上げの理由としてメーカーの言い分によると

価格改定の背景
(1) 国際的な乳製品需給逼迫により原料価格が高騰しています。
オセアニアでの異常気象による乳製品の供給が減少したことに加え、中国を始めとするアジア諸国、ロシア、中東等での乳製品需要の増加、EUの輸出補助金の削減が主因となっております。

(2) 原料価格は中長期的にみて高値推移の見通しです。
オセアニアの供給量伸長の限界、オリンピック・万博を控えた中国、他アジア諸国の洋風化によるチーズ消費の大きな伸び、産油国であるロシア、中東の購買力の増大等が予想されています。

(3) 原油高に伴う包装資材等のコストアップ。
参考:http://www.qbb.co.jp/event/060120_kaitei.html
   http://www.snowbrand.co.jp/report/documents/2005122601.htm

国際的に乳製品の供給が減少していて長期的に見ても高値推移の見通しでかつ、近隣国での消費が伸びているのならどうして?