安物買いの銭失い

ラム革のハーフコートを通販で買った。
まともな冬物コートが、すでに擦れ切れかけた10年落ちの物しかないので買った。

値段に飛びついてしまった。

10000円限定300着

到着して封を切ったとたん、御主人様が飛びのいた。
臭いがすごいのだ。
なめしの薬品臭か?
仕上げに塗ったらしいミンクオイルらしき臭いとが混ざり合って、ビニール袋の中で密封された影響で最強に。

風が強く良い天気が続いていたので2日間陰干し。
裏返してもう2日間天日干。

それでも10分間着用すると涙が出るくらいの刺激臭。
体温で蒸れるらしい。

全体を酢で拭き、風に当てる。
裏地部分に「ペット用ファブリーズ」を大量に吹き付けた後、コートを大きなビニール袋を膨らませて放り込み、消臭スプレー(無香料)を10秒噴霧。
これを半日に1度程度3日ほど行った所ほとんど感じられなくなり無事着用できるようになった。

この皮コート見た目・縫製、皮の手触り、柔らかさはかなりの物で臭いの問題さえなければ目茶苦茶お買い得。
新聞広告で急いで売ったのは多分これでだろう。

ちょっと考えてみたら、新聞の全国紙4誌に高さ15cmの全幅広告を出すとかなりの額に。
宣伝文句では300着限定だから 1着10000円で仕入れ値が2-3000円でも儲けは2-300万。
これでは広告代が出ない。
 
もともといんちき臭い話だったのかも。