足裏

サンダル

この世の中に、健康サンダルなるものが登場してから、どれくらい経つのだろう。
例のイボイボのついたあれである。
登場当初履いて見たが、なんともなかった。
何ともないと言うのは、別になにも感じなかったのである。
足の裏も、面の皮ほど厚いのだろうと、お思いだろう。その通りなのかもしれないが、いま考えるといたって健康だった様だ。


今日15分くらいならと、先生の指示で散歩に出た。
靴下を履くのが面倒で、SM先生の玄関先においてあったサンダルを拝借した。
それが健康サンダルだったばっかりにトンでもない目にあった。
チビ姫に手をひかれ、2分と経たないうちから、『痛くなって来た』のだ。
我慢してそのまま歩いていたら、痛みが『電撃』のごとく上に上がってくるのだ。
とても立っていられなくなって本屋の手前500mでギブアップ。
チビ姫にコッソリ靴を持ってくるように頼んだら、なにを勘違いしたのか、病院から婦長を連れてきた。
どうも病気が悪くなったのと勘違いしたらしい。
うれしいやら、恥ずかしいやらで参りました。
婦長は大笑いでした。


不健康な人は『健康サンダル』履いて遠出をしない様に。